鹿肉を解体した後に残る鹿骨、通常はそのまま捨てられることが多いですが、しっかりと煮込むことによって、ジビエ感満載の鹿スープを作ることが出来ます。
そんな鹿スープをベースにした、鹿ラーメンの作り方をお届けします。
スープ作り
材料の用意
今回使用するのはこちら、鹿の前足とあばらを2週間熟成させたものになります。


今回は肉付きのものを使いますが、骨だけでも大丈夫です。
鹿肉、鹿骨を煮込む
用意した材料を寸胴で煮込みます。
水の量が多すぎると、味が薄まってしまうので、程々の量にします。
ネギ、玉ねぎ、にんにく等の野菜を一緒に入れてもいいですが、今回はよりジビエ感を出すために、100%鹿で作っています。

寸胴に蓋をして煮込みます

アクを取り除く
大量のアクが出てくるので丁寧に取り除きます。
強火にしすぎると、グツグツとスープが沸いて、アクが消えてしまうので、弱火から中火で煮込みます。
ここで手を抜くとスープに雑味が出てくるので、しっかりとアクを取り除きます。

五時間ほど煮込むと、澄んだスープが完成します。

このままでも美味しいのですが、鹿臭さが気になる方は、一度スープを冷ますことによって、大量の油が表面に固まるので、これを取り除くと、よりスッキリした味わいになります。
タレ作り
鹿ラーメに合うのは醤油です。
みりん1に対して醤油4をフライパンで沸騰するまで煮込み、冷ましたら完成です。
麺作り
麺一人前の材料です。
- 強力粉 80g
- 薄力粉 20g
- かんすい 1g
- 塩 1g
- 水 40g
上記材料を混ぜ合わせ、2時間寝かせた後、お好きな太さに切り分けます。
茹で時間は6分です。
詳しくはこちらを参考に。
盛り付け
器にタレ、スープ、麺を入れ、お好みで、ネギ、鹿肉のローストを添えれば完成です。

なんとも言えない鹿の味わいが口いっぱいに広がります。
鹿臭さが多少あるので、好き嫌いが分かれそうですが、私は好きです。
みなさんもぜひ、ジビエ感満載の珠玉の一杯をどうぞ。